【18禁ロボ娘】君もロボっ娘委員長に「所有者登録」してみないか?/しのづかあつと『ぼへみあん・らぷそでぃー』

 ここんところはやけにあったけぇ日があったと思えば冬に戻っちまったんでないのというくらい寒い日もあり、なんのこっちゃか分からん日々が続いておりますな。まぁこう暑さ寒さを繰り返して春が深まってゆくという次第なんでございましょう。

 

 さて最近は『ボヘミアン・ラプソディ』という映画が話題になりましたが、ロボ娘好きとしてはやっぱりこっちの『ぼへみあん・らぷそでぃー』だよね!

 

『ぼへみあん・らぷそでぃー』

著者:しのづかあつと

出版社:コアマガジン

2011年7月2日初版発行

 

 ガッツリ成年漫画です。

 作者の方が昔の洋楽好きかジョジョ好きか知らんけど、作品タイトルに「ちーぷ・とりっく」「ごーるど・えくすぺりえんす」「えぼにー・でびる」などがずらりと並ぶ。そしてそのタイトルと作品内容はまったく関係がない。潔い!

 今回取り上げるのはその内の一編「しあー・はーと・あたっく」。

 時は20XX年っつーことで「機械式学級委員長・天神三十五式(俗称・天神ミコ)」というロボ娘が出てまいります。

 ロボ娘に必須の耳カバーあり、おでこにメカ的な部品が2個付いており、瞳がメカメカしいと、なかなかにロボ娘していて良いです。

 ある日、ミコいいんちょは男子生徒・小ノ上が自分に情欲を抱いていることをセンサーで察知する。

 「少々抜いてやれば夢も覚めるだろう」ということでいいんちょは小ノ上を生徒指導室に呼び出して早速フェラ。しかし、小ノ上の巨根は衰えるどころか勢いは増すばかり。これでは埒が明かないと考えたいいんちょは「下も使わせてやるからしっかり抜ききるんだぞ」とスカートとパンツを脱ぎ、小ノ上に尻を突き出す。

 いきなりいいんちょのアヌスに挿入する小ノ上。大きすぎて「みちっ……みぢっ……」と音を立てております。すっかり膣に挿入されるとばかり思っていたいいんちょは予想外の事態に焦るも、「肛門部位…性器でもないのに…ッ!」とえも言われぬ快感に酔い痴れます。

 事後。アヌスに挿入したことを小ノ上に問いただすと、それは「単純に知識が無かった」ためであった。その主張をいいんちょは受け入れ、小ノ上が本気で自分に惚れていることを認識する。

 そして、いいんちょはたどたどしく自分の思いを伝える。

「小ノ上…私は製作者から自由恋愛を許可されている機体でな……

 その……恋人として一緒にいるためには相手の遺伝子情報を登録する必要が…あって…

 要はまぁ……膣内射精という行為で完了するわけなんだが…

 改めて 小ノ上… 私とセックスをしてもらえないだろうか…?

 私もどうやら… 君のことが気に入ってしまったようでな…」

 そして二人は正常位で幸せに結ばれるのでした。

 「びゅーーーっ びゅーーーっ」「どぷっ どぷっ」のあとに、

いいんちょ「はぁ… 所有者…登録…完了…… これで私は…君の…ものだ…♡」

 これ以上ないハッピーエンド!!

 

 あーあ、オレもロボ娘に所有者登録してーなーと思いつつ、来世か来々世に向けてスクワットを始めるのでありました。あー所有者登録したい。カーッ!!

たわごと(ハト/いい年して/チャゲ)

 新宿歌舞伎町の朝。

 平和の象徴であるハトが、誰かが吐いたゲロをついばんでいる。

 平和とは……?と考えさせられる瞬間である。

 髪型が縦ロールのおばさんがいて、「いい年して……」と思わず口に出してしまった

 街なかでチャゲを見かけたら、「あそこにいるのチャゲじゃね?」って言いたい

お初です/ピエール瀧、逮捕

 またこの世に必要のないブログが一つ爆誕してしまった……。

 とても後悔しています。

 以後お見知りおきを。

◆ 

 「ロボ娘・メカ少女・サイボーグ大好きっ子」とか言っておきながら、のっけからその話題じゃないことを書きます。すんまそん。

 3月13日の朝、YouTubeハリウッドザコシショウの新着動画のコメント欄をチェックしていると、動画の内容に全く関係のない「ピエール瀧」という単語がぽつぽつ出てきた。それらは一様にネガティブな色合いを帯びていたので「これは何かあったに違いない」とツイッターをチェックすると、「ピエール瀧、コカインで逮捕」というニュースが目に飛び込んできた。

 とても驚いた。周りに人がいるにもかかわらず、「あ!?」と声を出していた。ショックだった。

 

 私が人生で初めて買ったCDは電気グルーヴの「Shangri-La」である。しばらくは「“夢で KISS KISS KISS”の人たち」という印象しかなかったが、YMOを聴いてテクノに開眼してからはテクノを聞き漁るようになり、その流れの中で再び電気グルーヴに対峙することになった。一番好きなアルバムは『VOXXX』だ。

 熱心なファンではないが、いつもどこか彼らの存在は気になっていた。音楽はカッコいいし、昔の「オールナイトニッポン」とか聞くと腹ぶっ壊れるんじゃないかと思うくらい笑えるし、彼らも「メロン牧場」で語っていたような気もするが「電気グルーヴって最強なんじゃね?」と常々思っていた。

 映画『DENKI GROOVE THE MOVIE? 〜石野卓球ピエール瀧〜』を最近見て「やっぱ電気いいな~」と思い、『塗糞祭』のブルーレイを買おうと思っていた矢先のニュースだった。電気グルーヴに関連した音源、映像を記録した媒体の出荷停止及び店頭在庫の回収ということでプレミアが付き、電気グルーヴ商品の中古価格は軒並み高騰している。くそぅ、こんなことになるなら『塗糞祭』を買っときゃよかった。でも、「こんなこと」になるなんて誰もが想像していなかった。「一寸先は闇」とはよく言ったもんで、本当にそうなんだなぁと実感した。あと転売ヤーは全員滅びろ。

 電気グルーヴは今年で30周年。記念アルバム『30』をリリースし、どさくさに紛れてピエール瀧は一年間限定で「ウルトラの瀧」に改名、2019年は華々しいメモリアルイヤーとなる、筈だった。「メモリアル」という甘ったるい響きとは別の形で、非常に不本意な形でみんなの記憶に残る年にはなったが……。

 「逮捕」のニュースを聞いた時に最初思ったのは、ピエール瀧は40代くらいでコカインに手を出してしまったのかな、ということ。電気グルーヴは継続して人気があり、役者業も絶好調。しかし、度重なる名声は新鮮さを失ってしまうもの。いつしか心が虚無で満たされた瀧は、更なる刺激を求めて薬物に手を出した……、こんな流れを予想していた。

 しかし、彼の供述によると「20代後半からコカインや大麻をやっていた」ということではないですか。下手すりゃ『ポンキッキーズ』の頃からラリラリのアヘアヘだったという可能性がある。我々がテレビ・ラジオ・ライブで親しんできたピエール瀧、っていうか我々が長年見続けていたのは顔がでかくて短足のジャンキーだったのだ。

 ここで頭をよぎるのは、名前の画数問題である。20代後半からやってるなんて相当のジャンキーだ。でも、「ピエール瀧」ではバレなかった。それが「ウルトラの瀧」に改名した途端、この度の逮捕である。やはりジャンキーがウルトラになるのはまずかったのだろうか。まぁジャンキーってある意味超人(ウルトラマン)だからな。

 逮捕のニュースからちょっと時間が経ったが、未だにどこか信じられない部分がある。電気グルーヴがよく「逮捕」とかそういう感じの話題をネタにしていたからだろうか。でもピエール瀧は本当の容疑者になってしまった。「ピエール瀧容疑者」。逮捕前なら、こんな単語でみんなゲラゲラ笑っていた気もするが、もう笑えなくなってしまった。

 岡村靖幸という先人(シャブで3回逮捕されたが現役復帰)がいるため、ピエール瀧の復帰については楽観的に考えてしまいがちだが、今はコンプラがどうしたとかでますます時代が厳しくなっているので油断は出来ない。

 今後の裁判で出る判決に従い、罪を償うしかない。

 それにしても心配なのが、「再犯をいかに防ぐか」ということである。薬物中毒者の話を本なんかで読むと、クスリをやめ続けるというのは本当に大変なことらしい。芸能人(言ってしまえばマーシー)が何度目かの逮捕をされた時に関係者は「また再犯するなんてマーシーは意志が弱い」とぷりぷりと怒っていたらしいが、薬物を断ち切るには意志がどうのこうのはあまり関係がない。「オレはクスリをやめる! もう金輪際やらない!」と決心しても次の日には「……クスリやりてえ……」と思ってしまうのがクスリの怖さである。

 20年以上もクスリにどっぷり浸かってきたピエール瀧。この悪しき習慣から脱け出すには周りの継続的なケアが必要である。人生、どんなにおもしろおかしく生きようとしても、ふとした瞬間に「オレって…………」とゴーーーーーーンと暗くなってしまう瞬間が訪れる。そんな時に魔が差してスリップしてしまう(クスリに再び手を出す)人が多いと聞く。そりゃあ長年やっていたクスリだもの、やめるのは相当大変だ。

 不思議なのは、ピエール瀧が全然ジャンキーっぽくないこと。クスリでズブズブになっていたらもっと顔に出ていそうな気もするが、まったくもってノーマルにしか見えない。コカインや大麻に耐性があったのだろうか。コカインや大麻って意外と日常生活に支障をきたさないものなのだろうか、とさえ思ってしまう。だからと言ってそれをやっちゃいかんけど。

 何より悔しいのは、自分のようなクソザコ野郎にこのようなことをダラダラ語らせてほしくなかったということ。こんな形でピエール瀧の話題を取り上げたくなかった。人間致命的なミスをすると、クソザコ野郎の俎上に載せられてしまうということです。あなたは薬物なんか使わなくても、ナチュラルハイになれる人間だったではないか。

 ピエール瀧は罪を犯したが、同時に患者でもある。20年以上も続けてきたことを断ち切るのは本当に地獄だと思う。

 たぶん石野卓球電気グルーヴを解散させずに待ってくれると思う。20年後くらいに卓球氏が「よっ、前科者!」と軽口を叩けるようになってくれるといいなと思う。時間はかかるかも知れないけれど、ピエール瀧が復活した時には、またその姿を見てみたい。